サッカーボールの適正な空気圧って? |
買ったばかりのサッカーボールも、使っているうちに空気が自然と抜けてしまいます。チューブやバルブから、少しずつ漏れてしまうようです。最近のボールは、技術が向上したのか、昔と違ってすぐに空気が抜けてしまうことはありませんが、練習前に空気を適正量入れていただきたいと思います。 ■ 空気の入れ方 1 バルブの汚れを取り除く 土や砂があったら雑巾等で取り除いてください。砂があると、針と一緒に砂がバルブに入って傷を作り、そこから空気漏 れを起こす原因となります。 2 針に水をつける 潤滑剤等もあるようですが、とりあえず水を付けていただければOKと思います。 3 バルブに針を挿入 砂防止バルブの場合、穴が開いていないのですが、よ〜く見ると縦に溝があるのが判ると思います。中心に針をゆっくり と入れてもらうと溝に入りやすいと思います。 4 空気を入れる かなり空気が抜けている場合は、ゆっくりと空気を入れてください。中のチューブ・風船が変な形でふくらんでしまう と、傷がつき、そこから空気漏れを起こす原因となります。 5 空気圧を測る 空気圧力計があれば、空気圧を測りましょう。空気圧力計には空気を抜く機能がついていますので、ボタンを押して余分 な空気を抜いて圧力を調整します。 ■ 一般的な空気圧の考え方 まずは、一般的な空気圧の考え方からご紹介します。 ボールの種類や使用する環境によっても異なるのですが、バルブ付近に、そのサッカーボールの情報が記載されていると思いま すので、まずはそれを参考にします。 例えば、「0.6〜0.9 bar」と記載されている場合、その中間である、「0.8bar」を目安に、土のグランドで使用する場 合は弾みすぎるので0.7に圧を落とし、芝生のグランドで使用する場合は、逆に弾むようにするために0.9に圧を上げる、 といった具合です。 ■ 少年サッカーの場合の適正な空気圧 少年サッカーの場合、使用する学年によっても適正な空気圧が異なります。幼児や低・中学年のうちは、固いボールはキック時 に足に負担がかかりますので、圧を下げてあげたほうがよいです。高学年になれば、一般的な空気圧でよいと思います。ちなみ に、ボールの空気圧を下げると、リフティングがしやすくなる(うまくなったと錯覚?)という副次的な効果があります。 なお、東京都第2ブロック大会の規定では、各学年ごとの大会で、ボールの空気圧が次のとおり定められていますので、参考にな ると思います。 ≪ 4年生まで ≫ 0.5 bar ≪5年生〜6年生≫ 0.8 bar |
サッカーシューズの購入に迷ったら | ||||||||||||||||||||||||||||||
臨海小グランドはスパイクの使用が禁じられています。サッカーシューズを購入する場合は、「トレーニングシューズ」を購入していただきたいのですが、「トレシュー」という言葉に初めて接する方もいらっしゃると思いますので、解説します。 ■ トレーニングシューズ ソール面に多本数の短く柔らかいラバーのスタッド(イボイボ)がついており、足の負担を少なくし安定感を高めた、硬質グラ ンド・人工芝用のシューズです。 お店で購入する際は、店員さんに、@土・砂のグランドで使用する、Aサッカー用のトレーニングシューズを探している、と言 ってもらえばOKです。
■ 紐のシューズ? トレーニングシューズも、大きいサイズになると、ほとんど紐靴しか販売されていませんが、幼児〜低・中学年用の小さいサイ ズは、紐ではなくマジックテープのものも販売されています。 幼児〜低・中学年の試合の最中に、上手く蝶結びができず、何度も解けては結んでいる光景をよく目にします。余計なお世話か もしれませんが、幼児〜低・中学年のうちは、マジックテープのトレーニングシューズでも、普段の練習のみならず、公式戦で も十分対応できますので、ぜひ購入をご検討ください。 ■ スパイク スパイクは、ソール面に固いプラスチックのスタッド(いぼいぼ)がついており、硬質グランド、芝生など、用途に応じてスタ ッドの形状も異なるものが販売されています。 臨海小グランドでの練習で使用できないということもありますが、サッカーは、急に走ったり、止まったりしなければならない スポーツであることを考えますと、成長過程にある子供の膝等にかかる負担の大きいスパイクは、あまりお勧めできません。ト レーニングシューズでも、普段の練習のみならず、公式戦でも十分対応できます。
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アンダーウェアについて | ||||||||||||||||||||||||||||||
■ インナーシャツ ユニホームを直接地肌に着用するサッカー選手もいますが、インナーシャツを着用して、ユニホームを着用している選手も多い です。 スポーツ用品店などで、ジュニア用のインナーシャツが市販されていますので、必要に応じて購入されるとよいでしょう。ポリ エステル製で、汗を素早く吸収し、速乾性のタイプのものです。 夏場の試合の合間に、汗でびっちょりのユニホームをハンガーにかけてテントに吊るして干し、その間はインナーシャツだけで 過ごす・・・よく見かける光景です。インナーシャツを着用したほうが、ユニホームが直接汗を吸わないので、ユニホームも長 持ちするのかも?しれませんね。
■ インナーパンツ プロのサッカー選手が、アンダーパンツの下にインナーパンツを穿いている様子をよく見かけると思いますが、ジュニアサッカ ーの場合、公式試合ではインナーパンツの着用は認められていません。 しかしながら、真冬の練習においては、インナーパンツは非常に役立つアイテムです。コーチの中には、真冬の練習の際でも、 長めのインナーパンツを着用し、アンダーパンツで頑張っている方もいます。ポリエステル・ポリウレタン製の体にぴたーっと したインナーパンツもありますが、とても高価です。練習の防寒用としては、木綿製のいわゆるタイツやスパッツで十分だと思 います。
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ストッキングについて | |||||||||||||||
■ 試合の際に使用するストッキングについて 普段の練習の際には、お好みのストッキングを着用していただいて差し支えありません。 しかし、試合の際には、チームでストッキングを含めたユニホームをすべて統一しなければなりません。また、相手チームのユ ニホーム・ストッキングと同色のものは着用できないため、試合の際に必ず持参しなければならないストッキングとして、次の (1)と(2)の2種類を指定させていただいています。 江戸川区少年連盟の試合や、東京都2ブロックの試合の際には、必ずこの2種類を持参してください。 異なる色はもちろんですが、似ているけど・・・ちょっと違う(アディダスの白地に黒色3本線など)ストッキングを着用する 場合、大会本部が行うメンバーチェックで指摘され、当該選手が試合に出場できないことがありますので、くれぐれもご注意く ださい。 (1) アディダス製 赤地に白色3本線が入ったストッキング (2) アディダス製 白地に青色3本線が入ったストッキング
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水分補給はスポーツドリンク? |
■ 練習・試合に持参するドリンク 練習中や試合のハーフタイム等に、水分補給をする必要があります。そのため、普段の練習や試合の際には、必ず各ご家庭で選 手に飲み物を持たせていただくようお願いしています。 ■ 水分補給はスポーツドリンク? スポーツドリンクは、発汗に伴って失われるミネラルだけでなく、運動で消費されたエネルギーも補給できるよう、「糖質」が 含まれています。そのため、サッカーの練習や試合の際の水分補給として、市販の各種スポーツドリンクをと思われがちです。 しかし、市販のスポーツドリンクをそのまま飲むと、糖質の取り過ぎになりかねません。平均的なスポーツドリンク500ミリ リットルのペットボトルには、糖分が約35グラム含まれているそうです。そのため、スポーツドリンクをそのまま飲むことに よって、満腹感を覚え、練習後の食事が十分に摂取できなくなるおそれがあります。 ■ お勧めドリンク ただの水でも麦茶等でもOKなのですが、特に夏場の練習等の水分補給としてお勧めしたいのが、市販のスポーツドリンクを水 で半分に薄めたドリンクです。ミネラル等を補いつつ、糖分は控えめ。ついでに経済的にも優れています。ぜひ参考にしていた だければと思います。 |